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【社員インタビュー vol.01】 「建築がすべてを教えてくれた」この家に住む人のことを想い現場へ向かう、 ”無から有を生む”大工の仕事

【社員インタビュー vol.01】 「建築がすべてを教えてくれた」この家に住む人のことを想い現場へ向かう、 ”無から有を生む”大工の仕事

# 移住

【社員インタビュー vol.01】 「建築がすべてを教えてくれた」この家に住む人のことを想い現場へ向かう、 ”無から有を生む”大工の仕事

 

今回インタビューさせていただいたのは、Green SeeD Lab株式会社で現場監督・社員大工として働く草間剛さん。近年移住の地として人気の軽井沢エリアを拠点に働く草間さんご自身、県外からの移住者で、移住にあたり長野県中を見て回ったと言います。そんな草間さんに家づくりへの想い、大工としてのご自身のキャリアについてお話を伺いました。

大工の仕事は、「ないもの」を「あるもの」に変えていくこと

 

「大工の仕事は大まかに言うと、図面をもとに平面を立体に変えていくことです。ほら、もともとここには土しかなかったですよね?そこに基礎を組み、その上に建物を組み立てていくんです。

まだ壁紙を貼る前の、むき出しの壁と柱。約1ヶ月という期間で何もないところから今の形までつくり上げました。手を動かしながら考えながら作っていく。でもスタートの段階で、出来上がった姿が自分の中でイメージできていなければ、決して理想の形にはなっていきません」

 

そう語る草間さん。それは目の前の作業だけでなく、現場を組織としてチームでモノ作りをする監督としての仕事、そしてもっと大きく捉えると、どんな仕事においても新しく何かを始めるときにも共通するポイントかもしれません。

大工の仕事は、「ないもの」を「あるもの」に変えていくこと

迅速に工事を進め、かつ現場は常にきれいに保つ、そんな仕事を目指す

 

「父が大工だったため私も最初のキャリアを大工としてスタートしました。父の仕事はとにかく凄かったのを覚えています。腕と能力、その動き一つで現場の雰囲気を持っていってしまう。そして常に現場は汚さない。私も父のように美しく仕事をしたくて、常に整然とした現場を保つよう心がけています。

そして作業スピードもすごく速い。絶対1ヶ月じゃ終わらないと言われる現場も1ヶ月で終わらせてしまう。結果で示していく。大工は完成した物、納期、結果だけで勝負する世界です。私もそういう仕事の仕方を親父から見て学んできました。」

迅速に工事を進め、かつ現場は常にきれいに保つ、そんな仕事を目指す

”当たり前は当たる前” 熟練の大工の仕事術とは

 

「ところで『当たり前』という言葉の語源って知っていますか?ここに的があるとします。当たる前の軌道が正しければ必ず当たるし、当たらないのはその狙いや計画を間違えている。“当たり前は当たる前”ということなんです。

狙いや見定め、計画が正しければ結果が出る。自分が何かを始めるとき、誰かが見出してきた成功例を参考にしながら、自分で見て、感じて、その当たりを覚えていく。作業を始める前にまず必ず頭を動かして考えて、ゴールを明確にして逆算することが大切です。それによって効率的に進められますし、間違いがあっても途中で気付くことができる。ゴールをきちんとイメージしていないと理想のものって仕上がらないものなんです。そのとき感じる“これなら当たりそうだな”というアタリの感覚。そこをちゃんと感じとれるよう現場を重ねる度に身体に擦り込んでいくんです。」

例えば、図面を見て、これなら1ヶ月でできそうかなと考える。しっかりイメージをする。そしてよしやってみよう!って集中して取り組んでみたら、結果本当に1ヶ月で出来る。『草間さん速いですね!』って周りからびっくりされるんですが(笑)逆に言えば、出来上がりをしっかり想像して道筋を描けていないと、思い通りの形にはなりません。座って考えて、休憩して…とはせずに、次の段取りはこうだな、ああだなって私は手を動かしながら考えるタイプです。最初の段階でイメージが固まっていれば作業の最中でも、ふとした瞬間に『あれやってなかったな』と気付くことができますから。」

”当たり前は当たる前” 熟練の大工の仕事術とは

東京から軽井沢へ移住、そしてワクワクする仕事を求めホクシンハウスへ

 

そんな草間さんは、2019年6月に東京から軽井沢へご家族で移住。軽井沢へ越してきた理由について伺いました。

「仕事や生き方について、ペース配分を考えたいなと思ったからです。東京でずっと頑張ってやっていた生き方とは異なる生き方を選んでみようと思ったんです。

実際に移住してみて、軽井沢には東京と違う時間の流れや、県民性があると感じます。ここにいると、朝早く日の出とともに起きて、仕事して、日没と共に帰る。子どもの教育や生活のことを考えてというのももちろんありますが、家族とのそういう時間を大切にする生き方もいいな、と思いまして。そして自分のことを必要としてくれるなら、きっとお役に立てることがあると思うし、頼ってもらえるなら一生懸命頑張りたい。そんな思いで入社しました。」

東京から軽井沢へ移住、そしてワクワクする仕事を求めホクシンハウスへ

地域に根差したホクシンハウス

 

ところで、ホクシンハウスの特長、強みを大工目線で見て、どう感じていますか?

「やっぱり、冬暖かく夏は涼しく快適な『高気密高断熱』でしょう。相当いい。大手ゼネコンからハウスメーカー、ビルから戸建てまでいろんな会社の建物を作ってきましたが、この長野という地域に根付いてこれだけ大きくなった、その結果が全てを物語ってると思います。」

地域に根差したホクシンハウス

家をつくる 大工の思い

 

「今つくっているこの家にどんな人が住むのだろう、自分だったらこの場所でこんな風に家族と過ごしたいな、こんな風な使い方できたら楽しいな、と想像しながら家づくりをしています。そしてある意味、ここの最初の住人が自分だと思っています。私が毎朝一番に現場に来て鍵を開ける。誰もいないこの家に向かって『おはよう』って言って、終わったら『お疲れ様でした』って毎日言っています。それから終業後は、外のゲートを閉めて、車に乗ってから、またこの現場に向かって『お疲れ様でした』って。誰もいないから、誰に言うわけでもなく、ですが。ここが良い家になるように、ここに住んでくれる人を思って言葉をかけています。」

家をつくる 大工の思い

 

現場監督であり、一人の大工である草間さんのキャリアと、家づくりの思いが感じられるインタビューでした。

ホクシンハウスには確かな技術を持つ大工がいます。営業をはじめ、住まいづくりのプロフェッショナルがお客様の理想の暮らしを叶えるお手伝いをさせていただきます。

【社員インタビュー vol.01】 「建築がすべてを教えてくれた」この家に住む人のことを想い現場へ向かう、 ”無から有を生む”大工の仕事