梅雨入り宣言が気にかかる6月上旬、長野県内に新築を予定しているK様邸の地鎮祭を行いました。前日の天気予報ではあいにくの雨模様。しかし当日は一転して日差しが厳しいほどの快晴に。まさに絶好の地鎮祭日和となりました。
地鎮祭とは工事を行う前に、土地の神様にその土地を利用させてもらう許可を得て工事の安全を祈願する儀式です。
スタッフが10時からのスタートに向け、準備を始めます。竹を4本立て、間をしめ縄で囲い、紙垂(しで)という紙で折ったものをしめ縄に下げることで、そこが俗世界と神の神聖な領域の境目となります。
地鎮祭で使用する竹や祭壇などは建築会社や神社が用意しますが、お供物や神主様へのお礼はお施主様に用意していただきます。
清酒、米、塩、水、鮮魚、海草、野菜、果物をお供物として用意するのが一般的です。
神主様による開式の辞で、地鎮祭がスタートしました。
今回K様ご夫妻の地鎮祭には、両家のご家族も参加されました。さらに営業担当・現場担当・不動産営業担当・広報と、大勢の関係者様にご出席いただき地鎮祭を執り行うことができました。
地鎮祭にはさまざまな儀があります。そのほとんどは神主様が行なってくださるのでお施主様が前に出ることはありませんが、「玉串奉奠」では出番があります。
玉串は工事の無事安全を祈って、その心を神に捧げるものです。最初に神主様から行い、お施主様、ご親戚、工事関係者の順に玉串を奉奠します。
最後に、お招きした神様にお帰りいただく「昇神の儀」を行い、地鎮祭は終了となります。
神様をお送りしてからは清酒で乾杯する「直会(なおらい)」を行います。直会は共飲共食儀礼とも言い、地鎮祭の参加者が神様に供えたものを食します。
こうしてK様ご夫妻の地鎮祭が無事終了しました。終了後は和やかな雰囲気に包まれ、ご家族で談笑されている皆さんの笑顔がとても印象的でした。
この土地の神様はK様ご夫妻をあたたかく見守ってくれるに違いありません。
この後は基礎工事に入り、上棟、お引渡しという家づくりの流れになります。お引渡しまで無事に工事を進められるよう、社員一同、誠心誠意つとめさせていただきます。