Vol.40 秋号
高田 哲さん【御代田町】

光、風、土、炎に親しむガーデンライフ『わがや流』

2年前、御代田町の別荘地に念願のマイホームを新築した高田哲さん。30代前半のパパ・ママと3歳の娘さんの若いファミリーです。
「家を建ててから、家にいる時間がすごく楽しい」 こだわりを叶えた家の中はもちろん、この2年間自分たちで庭づくりをしながら、最高に楽しい家族の時間を過ごしてきました。別荘で暮らすような素敵なライフスタイルをご紹介しましょう。

この地にあるものを活かして手作業で庭づくり

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林の中に別荘が点在するなか、高田さんのお宅も道路から直接ではなく、木立や築山越しにその姿が見えます。野の花や溶岩石が浅間山山麓らしい雰囲気を感じさせます。 高田さんは「庭にあるものは木も石も、この土地にもともとあったものがほとんどです。何も買ってきてないんですよ。この土地のもので自然の庭にしたいと思って」と言います。
軽井沢や御代田周辺は、浅間山の噴火によってできた溶岩石が大量にあります。
築山は、家の基礎を打つときに掘り出した土が積み上げられた土砂を活かし、削り込むようにして形を整えたものです。道路からの目線を遮り、出てきた溶岩石をうまく積んでカーブを描く細い小径をつけました。どこへ続くのだろうとその先へ歩きたくなります。まるで元からあったような、何も手を加えていないような庭。デザインありきではなく、あるものを活かして考えながら作り上げているのだとか。
「家を建ててから、どこへも旅行に行っていません。休みといえば、家族で庭づくり。庭でああしよう、こうしようとやっているのが楽しくて、どこかへ行く気にならないんです」(奥様の千陽さん)
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庭で過ごす究極のアウトドア

近ごろの高田家のブームは、サンマを庭で焼くこと。煙を気にせず、七輪で焼き上げたサンマを秋の外気のなかでほおばれば、最高の旬が味わえます。
庭にある作りかけのレンガの構造物は、ピザ窯です。邪魔にならないよう、できるだけ小さく作ろうとしましたが、実際にピザを焼いてみて釜の中でピザを回転させるスペースも必要なことがわかりました。「ちょうどいい大きさを探して、ピザを焼いてはただいま実験中」(高田さん)です。
もうひとつ、庭に炉がありました。これは暖を取るためでも煮炊きをするためでもなく、炎を見て楽しむための暖炉です。
「家の中には暖炉が必要ないんですけど、火を見ると心が落ち着くじゃないですか。たとえば、寒い夜、温かな家のなかでウイスキーを片手に庭の火を眺めるのはいいですよ。薪や焚き木はいくらでもありますし」
高田さん宅のLDには、大きなピクチャーウインドウが戸外の景色を印象的に映し出しています。夜になれば、そこに燃える炎がゆらめく・・・素敵すぎます。
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グッときたのは暖房機が室内に見えないこと

娘さんの夏ちゃんが生まれ、それまでのアパートが手狭になり、住宅展示場を回り始めて出会ったのがホクシンハウスです。
「家電って、カッコ悪いと思いませんか。だから隠したい。ホクシンの家なら室内に暖房機を置かなくて済む。これはすごいと、グッときました」
高田さんは、床下の暖房機だけで十分温かく、しかも特殊な機器ではなくて普通のエアコンだからメンテナンスや交換も安心と話します。また、ファンヒーターやエアコンなど風を感じる暖房が苦手なので、壁内通気による輻射熱の暖かさは非常に快適です。
高田さんのお宅では、家電は徹底的に隠しています。冷蔵庫はLDから見えないところに配置し、プリンターなども収納の中に収めています。ルーターなども同様で、夜間もチカチカ光るランプが気になることはありません。ホテルの客室と同様の工夫をしているわけで、室内はすっきりとして生活感が漂っていません。
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自宅サロンで憧れの料理教室をスタート

このお宅で、去年4月から奥様の千陽さんは、趣味を活かした料理教室RuRu kitchenをスタートさせました。
「高田さんの料理教室は、時短料理が多くて、すごく参考になる」と評判です。子育てや仕事で忙しい女性にとって、手に入りやすい食材で、栄養バランスよく、時間と手間を掛けずに、おいしくおしゃれな料理を作れるようになることは大きな魅力。赤ちゃん連れ大歓迎の料理教室ですから孤独な子育てに悩むママにも気分転換や友達づくりの場ともなるでしょう。別荘林の緑を望むおしゃれなサロンは、そこにいるだけでも大きな癒しになります。
「まだまだ知名度が低いので、ベビーマッサージの先生やピアノの先生とコラボしたイベントなども行っています。料理教室を通して、同世代のママたちとネットワークが広がっていくのはとても楽しみです」
子育て中の専業主婦ながら、料理教室で自分の得意分野を伸ばそうとしている千陽さんです。
庭に、ミント、セージ、タイム、オレガノ、カモミール、ラベンダーなどのハーブを育て、料理にも活かしています。いずれ、庭に土を入れて、家庭菜園を作る予定。自家栽培の野菜で料理をすれば、さらに料理教室の魅力が増すことでしょう。
東京出身の高田さんは勤務先が佐久にあることから、御代田のこの地に家を建てました。田舎暮らしが注目され、移住者に人気が高い長野県。高田さんご夫婦のような暮らしは、若い家族にとって大きな憧れではないでしょうか。別荘暮らしのような豊かな時間が家族を包んでいます。
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