Vol.10春号
池澤さんご一家【蓼科高原】

セカンドライフは、自然に抱かれたリゾートライフ ワクワクする毎日を過ごしています

リタイアを機に蓼科高原に家を建て、昨年11月から横浜の本宅と行ったり来たりの暮らしを始めた池澤さんご夫婦。若い時から夢見ていた自然のなかでの暮らしは想像以上に楽しく、蓼科で過ごす時間がどんどん長くなっています。近所の人々との交流も楽しみです。

リタイア後は蓼科へ自然回帰

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緩やかな傾斜地に建つ池澤邸。窓の大きなリビングは視界が開け、緑と空が目に飛び込んできます。座り心地のよい椅子を中心に、すっきりとまとめられたインテリアから、都会的なセンスが伝わってきます。
学生時代から山歩きが大好きで、蓼科をたびたび訪れていた池澤さん。なんと新婚旅行は蓼科のリゾートホテルへ。当時、リゾートホテルはまだ珍しく、最先端ともいえる施設でした。その後、2人の娘さんに恵まれ、家族でスキーに訪れたのも蓼科です。
2006年にはこの地にリゾートマンションを購入して、月に2回は利用していました。しかし、いくら大好きな場所とは言え、リタイア後に定住するには少々狭い。結婚した娘さんたち家族が訪れてもゆっくりしてもらえるスペースが欲しいということで、別荘地を購入し新築に踏み切ります。中古住宅も探しましたが、気に入る物件は見つからず仕舞でした。
「住まいも職場も横浜。しかも技術的な世界で仕事をしてきました。もうそろそろ、自然回帰したいという気持ちです」
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技術領域についての危機管理に警鐘

池澤さんは長年、大型プラントの設計・建設に携わってきました。昨年夏のリタイア後から、社会安全を研究するNPOで力を発揮しています。電気・ガス・石油等の設備機器の不具合は、大きな事故につながりますが、家庭にある機器は、すべてがしっかりした管理下に置かれているわけではありません。
「製造メーカーは保証期間を過ぎたら、一定の期間、部品を保持し修理に応じるのが関の山。設備会社は設置したら終わり。エネルギーの供給会社は末端の機器までは管理しきれない。消費者自身は安全性に関心が薄く、古い機器も使えるだけ使おうとする。だれも現在の機器の状況を正確には把握していないのではないでしょうか」
「人間の作ったものは所詮、壊れて消え去るもの。設備機器を構成している部品は数多く素材も多様です。それらひとつひとつがさまざまな条件下でどのくらい耐用年数があるのか、実はよくわかっていないんです」
耐用年数のデータについては、一定の条件のもとでの加速実験しかないことを指摘します。20~30年の長い実時間軸で試験を行わないと本当のところはわからないのだそうです。目下、国の制度に頼るわけにはいかない状態。われわれ自身が賢くならなければ」と池澤さんは話します。

この家はいつも春 空気がやわらかい

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技術者である池澤さんの目から見て、ホクシンの家は理にかなっています。壁内通気の工法自体は珍しくはありませんが、壁内に積極的に温風を巡回させて輻射熱による暖房を行うのは池澤さんの知る限りホクシンハウスが唯一。(FB工法が誕生して23年、そして壁体内暖房を始めて今年で20年目を迎えます)
冬場は外気温零下17度という日も経験しましたが、奥様の伸子さんは「横浜の家よりこちらの方が温かいんです。しかも、空気がとても柔らかくて、穏やかに生活を楽しんでいます」
今年2月には、家の見学会を開催。霧氷ならぬ雨氷が木々の枝についてキラキラと光り素晴らしい眺めのなかでの見学会でした。
「家のデザインや仕上げなど表面的なことに興味を示されている参加者も多かったようです。それならどこのハウスメーカーでもいいかもしれません。要点は住み心地のよさなんですけれどね」
池澤さんが見学会で感じてほしかったのは室内の空気を直接暖めるのではなく、輻射熱のおだやかな暖かさ、家の中に温度差がない快適さです。「住み心地の良さは住んでこそ実感している部分も大きいのです。われわれ自身も、やっとこの家の本当のよさがわかってきたところですかね」
加えて安全性に着目。「どんなに良い工法でも、その理想通りに施工されているかどうかによって結果は大きく違います。ホクシンの場合、電気や設備の業者さんに至るまで、ホクシンハウスの特性やポリシーをわかって仕事をしている姿には驚きました」
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星や鳥を観察し、油絵を楽しむ 庭にはソリのコースも

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壁には、池澤さん自身が20歳過ぎのときに描いた一枚の油絵が掛かっています。旅先のパリの裏町での作品です。その後、忙しさから絵筆をとることはありませんでした。
「いわゆる企業戦士で、仕事一辺倒に生きてきました。これからは、この蓼科の家で、若いころの夢をもう一度というわけです。油絵も存分に楽しみますよ」
リビングに面したテラスは、庭に大きく張り出した部分があります。天体望遠鏡を置くスペースであり、晴天率の高い蓼科で心ゆくまで星を見ようというわけです。車で5~10分も行けば、360度の大パノラマを見渡せるポイントもあります。大好きな山歩きももちろん、水と食料さえ持てば、いつでも家から出発できます。
500坪余りの庭には、高低差を利用して25メートルと10メートルの小さなゲレンデを作りました。ウィーン在住の4歳の孫娘さんがさっそくやってきて、ソリ遊び。お孫さんたちにとって蓼科の家は、思い出一杯の場所になりそうです。
庭は野鳥観察の場でもあり、奥様にとっては「どんな植物が芽吹くのか楽しみ」でもあります。あまり園芸的な庭に作り込むことはせず、蓼科高原の在来の植物を愛でるつもりです。横浜ではピアノを教え、様々なコンサート(室内楽、ソロ、伴奏など)を行ったり、ボランティアで施設訪問もしていた奥様。もちろん、蓼科の家にもピアノ室を作り、ピアノの楽しみを広げていきます。
リゾート地での新たな人間関係をたずねると「自然の中での生活なので、価値観の似た方々が多い」とのこと。定住者も少なくないので、夫婦ぐるみでのおつきあいも広がっています。
池澤さんは「きこりの会」に入って、近隣の方々と交流を深めています。雑木を払うなど森林の手入れを行い、伐採した樹木の処理をかねて薪を確保しようというものです。
実は、温かい池澤邸には薪ストーブがありません。「薪がいらないのに、きこりの会ですかとよく笑われます」と池澤さん。いえいえ、森に親しみ、仲間ができるのならばそれもいいと思い、のどかなリゾートライフを楽しんでいます。
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