| 2007年1月1日 発行 |
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| 外観は本格的な和風、一歩中に入れば誰にも暮らしやすいバリアフリー。今回ご紹介するのは、長野市の小池久一・米子さんがご夫婦ふたりで「第二の青春」を愉しむために作られた新居です。日常の暮らしに必要なスペースはすべて1階にあり、車椅子になっても動きやすいように廊下幅を広げました。なにより、FB工法による邸内均質な温熱環境は、温度のバリアフリーを実現。高齢になっても安全・快適に暮らすことのできる家ができました。米子さんは琴伝流大正琴の先生であり、大勢のお弟子さんを指導しています。 |
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![]() 枝ぶりのよい赤松がそびえ、池に鯉が泳ぐ。そんな庭にふさわしい純和風の家が小池さんの旧宅です。昭和47年に建築し、当時流行したセントラルヒーティングを採用。驚くほどの灯油代がかかりましたが、家中均質な暖かさとはいかず、廊下など寒さが堪える場所ができてしまいます。室内が乾燥するので加湿器を使うと壁にシミがでました。子供達が独立して夫婦ふたりで暮らすには、広すぎて不便な家でもありました。そこで旧宅はいずれ息子夫婦に譲ることにして、退職後のこれからを健康で安心して暮らせる家を建てたいという気持ちが強くなってきました。その住宅の建設予定地として、地続きで北東の駐車場として使用していた土地がありましたが、ちょうど東隣の敷地がアパートになっており出来ればその土地に、と悩んでいたところ、決断のきっかけとなったのは、ホクシンハウスの相澤社長からの次のようなアドバイスでした。「二世帯の隣居なら、全くのお隣より少しずれた位置のほうが、お互いの視線が気にならず、むしろうまくいく」という内容でした。それを受けて北東側の地続きの土地への建設を決断しました。 小池さんの奥様は、「転勤族の息子達が入居するのはまだ先なのですが、楽しみです。」と語っています。 |
| 「 長野は1年のうち 6ヶ月は寒いですから、暖かい家というのが一番です。」そういう小池さんのご主人は電力会社OBであり、住まいにこだわりをもち、ホクシンのスタッフが舌を巻くほど知識も豊富な方です。たとえば、現在、FB工法では灯油を熱源に使っていますが、これを将来、電気やガスに換えることも可能なように、コンクリートの基礎部分には太いパイプを通しています。これは小池さんのアイデアです。 新宅の建築契約をする前に、小池さんは旧宅のリフォームをホクシンに依頼。50本以上もあるサッシの交換をしましたが、その丁寧な仕事ぶりは小池さんのお眼鏡にかない、はれて新築の依頼となったわけです。 新築工事中は、ご主人が毎日現場を見守ってきました。「代人さんも職人さんも皆、よくやってくれた。それに何を聞いてもよく知っている」と、今でも感心した様子。 また、奥様は「ホクシンの人たちって、みんないい人なのよ。どうしてこんなにいい人材が集まったのかと思うほど」と語ります。 |
![]() 熟年世代が住まいを建てるのであれば、体が不自由になっても長く住み続けられる家でなくてはいけません。小池さんのお宅は、部屋の入り口を90センチ以上に確保。自走式の車椅子でも、ゆとりをもって通れます。扉は引き戸です。コーナーにある棚は、ひっかからないように丸みをつけました。浴室やトイレは介助も想定して十分な広さを確保。玄関には靴の脱ぎはきに便利なようベンチを設けました。旧宅の庭のアプローチは飛び石が並んでいましたが、つまづくのをさけるため、新宅のアプローチは平らな石板を張り、植栽や玉石で和風の情緒をだしました。駐車場から勝手口へは車椅子で入れるようスロープを設置しています。家中どこにも段差はなく、日常生活は全て1階でことが足りる平屋造りです。 空間のバリアフリーの上に、ホクシンハウスは温度もバリアフリー。家中均質な温かさなので、脳卒中や心臓発作の引き金となるヒートショックの心配がありません。また、薄着で過ごせるので動きやすく、血行や代謝がよくなります。「熟年世代が使いやすいコンパクトな間取りにしても、天井を高くすれば、広々した感じになります。高い天井でも床付近との温度差がないというのは、ホクシンならではです。」(小池さんご主人) |
| 小池さんの奥様は「琴長寿」という雅号をもつ琴伝流大正琴の先生です。須坂・長野周辺に10箇所の教室をもち、大勢の生徒を抱えています。琴伝流の全国大会にお弟子さんを引き連れて参加することもしばしばあり、現在は神戸での全国大会に向けて特訓中。老人施設や公共施設でボランティア演奏することも多く、昨年は年間12回も公演しました。こうした奥様の活躍を支えるのがご主人。移動の際には、車を運転し、奥様が教えている間は自らも大正琴を稽古。全国大会では男性チームの一員として演奏します。こうした小池さんご夫妻のまわりには常に仲間が集まり、笑顔が絶えません。 奥様によれば、大正琴の魅力は初心者が始めやすく、誰にでも弾けること。楽譜は指とキーの番号で記されているので、誰にでもわかります。それでいて、クラシックの第九も演奏できる奥の深さもあります。小さくて軽い楽器なので、携帯にも便利です。 そのほか、奥様は大正琴を勧める理由を、指先を使うので脳の活性化になりぼけ防止になる、楽しく仲間をつくり心にゆとりができる、演奏会で発表することが励みになり心の張りになるとしています。まさに、熟年世代にとって理想的な楽器といえそうです。 |