| 2006年10月20日 発行 |
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| 新幹線の停車駅であり、発展著しい佐久平。その南斜面に大規模造成された街並みの美しい住宅地に、手塚禎典さんとご長男の正雄さんのお住まいはあります。まずは、正雄さんが3年前に自宅を新築。そこを度々訪れていた東京在住のご両親が、ホクシンハウスの快適さに惚れ込み、たまたま空いていた隣地を取得してこの夏に「終の棲家」を完成させました。2軒の家は外観に統一感があり、お互いの家を引き立てあうように並んでいます。お孫さんも2軒の家を行き来して、「スープの冷めない距離」のニ世帯の家族の暮らしが和やかに始まっています。 |
![]() 二人の男の子を持つ手塚さんは、上のお子さんの小学校入学時の平成15年には入居したいと、2年前の13年から新築を決意して土地探しとモデルルーム巡りを開始します。そのころ、偶然チラシを見てホクシンの完成見学会に出掛け、今までにない暖かさを体験。床下の暖房機で全館が暖まり、家中同じ温度になる気持ちよさに感激し、「家を造るならここしかない」と思うに至ります。 それでも「自分で選んだホクシンの良さを自分の中で再確認したい」と、他社の展示場を巡ってみました。そのとき気をつけたのが、(1)冬季スリッパをはかないで見学する、(2)冬季の暖房方法と換気の方法を確かめるということでした。 そこで経験したのは、スリッパを脱いで家の中を回ると足から冷えてくる、足は冷えるのに上半身の空気は暖かいという不快な状態。しかも、トイレ、押し入れ、クローゼットを開けるとひんやりと冷気。とくにクローゼット内はボンドのような有機系の臭いが苦になりました(ホクシンは自然由来の素材に留意し、建築材だけでなく塗料や接着材にまで配慮しています)。 |
![]() 図面を書き始める段階でも、他社と比較しました。数十万円入金しないとラフプランも書かない会社もあれば、簡単な打ち合わせと図面で早急に契約を迫る会社もありました。 「それに比べて、ホクシンはこんなにのんびりでいいのと思うくらいのペース。でも、実はこのペースが家造りには必要と気がつきました。かなりの回数打ち合わせをして、図面の段階で満足の行くものができてから契約。このペースなので、ああでもないこうでもないと自分で考え、夫婦で話し合う時間がありました」と手塚さんは満足気です。 実際の建築が始まると、図面ではよくても、棚板の枚数、天井の材質、ドアの開き勝手、窓の大きさ、給気口の位置など、気になる箇所が出てきました。その都度、現場監督や棟梁と相談し、できることとできないことを明らかにしたり、提案を受けたりして納得のいく工事が進められていきました。他社では建築途中での変更を認めなかったり、違約金が発生する場合もあると知って、手塚さんはホクシンを選んだことに改めて自信を持ちます。 「家造りには多くの業者さんが関わります。ホクシンの業者さんは、みんないい方たちばかりで、親身になって考えてくれるので、本当に安心でした」 平成15年夏に竣工。手塚さんは「設計で満足し、家造りで満足、そして暖かさに大満足です」と語ります。 |
| 正雄さん一家の新居での暮らしは快適そのもの。冬場も薄着が常となり、夜は掛け布団一枚で熟睡。そんなお宅へ東京のご両親が時々遊びに来ては、快適さを満喫。とくに冬には、70歳代のご両親が朝までトイレに起きることもなく安眠できるのがなによりで、ついには隣地を購入して新築に至ります。 じつは、お父様の手塚禎典さんは建売購入や新築を含めてこれが4軒めの住宅購入です。ご自身が「私は今まで、家には恵まれていなかった。こんなものだとさえ思っていました。」という通り、過去の3軒は満足のいく家ではありませんでした。新築早々から雨漏りがしたり、断熱材の不備で寒さがひどく、家の中でコートを着るほどであったり。とくに3軒めの家は注文住宅でありながら、契約通りの施工がなされておらず、空気がこもって不健康な上、耐震強度さえ疑わしい状態でした。 そんな経験をしている禎典さんにとって、正雄さんの家の快適さや安心感は格別であり、隣地を購入して4度目の家造りをすることを決意します。
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![]() 老後の限られた予算の中で家を建てるとなると、金額に目が行くのは誰しも同じ。新聞に折り込まれる他社のチラシの坪単価や、すばらしいキッチンやバスルームなどの立派なカタログに心が動き、「信州の施工業者ならどこでも寒さ対策は問題ないだろう」 「もう老い先長くはないのだから低価格でいい」と気持ちは迷います。 これを一喝したのが正雄さん。なぜ、息子は自分の気持ちを理解しないのかとまで思っていた禎典さんですが、正雄さんにすすめられるままにいくつかの住宅展示場を巡り、最後にホクシンハウス佐久展示場へ。さらに、ホクシンの完成現場見学会へ行き、温熱環境・空気環境を実物で体験して、目先のコストには代えられない価値があることを納得。 「母は血圧が高いし、ホクシンの家でなければ、この寒冷な信州に両親を住まわせることはできません」と正雄さんの信念は固く、この8月に新居で暮らし始めて間もない禎典さんは「老いては子に従って、本当によかった。この年になって、こんなによい家に巡りあえたのは正雄のおかげ」と手放しに喜んでいます。 ![]() |
| 禎典さんの新居の設計・営業担当となったのは、正雄さんのお宅で現場監督を務めたホクシンハウスの中澤浩明さん。なお、ホクシンには最初から営業だけを担当する社員はいません。現場監督を務め、実務を経験した上で、設計もできる人が営業を担当することになります。 東京在住のご両親に代わり、正雄さんがキーマンになって家造りが進みましたが、正雄さんにとって気心がわかり、仕事の進め方がわかっている中澤さんとの家造りは大変スムーズ。実は納期を急いだのですが、事情を汲んで現場監督のもとに、棟梁はじめ職人の皆さんが一丸となって協力してくれました。また、外装材が同じでペアルックのような外観ながら、ご両親のお宅は大屋根の切り妻スタイルにしてアクセントをつけたのも、中沢さんの提案。2棟が引き立てあい、連続感から家が大きく見え、街並みに映えています。 洒落た造りでありながら、わずか築5年で手放すことになった旧宅。そのインテリア設備を使いたいという禎典さんの願いも叶いました。内装を手がけるホクシンの協力業者が、親身になって使えるものを選び出し新居に設置。照明器具やカーテンやポールをそのまま使うほか、窓のロールスクリーンを廊下のクローゼットの目隠しにしたり、カーテンの余り生地で椅子の座面を張り変えたりと創意工夫をしてくれました。 「今度の家は基礎からして、これまでの家と全く違う。こんなに親身になってもらって家造りができるとは・・・」と禎典さんは語ります。 手塚さん父子は、それぞれの家の完成後、感謝の手紙をホクシンハウスに寄せています。禎典さんへの相澤社長からの返事には、「一生に一度ともいえる家造り。満足がいくか否かは、その後のその人の人生を大きく左右してしまいます。私たちが背負う家づくりへの責任の重さを痛感しております」 これを読んだ禎典さんは、過去4度の家造りを振り返って、「ホクシンの協力業者さんは、他とは違います。ただ仕事をすればいいというのではなくて、もう一歩踏み込んで、施主のためにいい仕事をしようという姿勢がある。その背景には、このような社長の信念があるのだと再認識しました」と今も感激の面持ちです。 |
| ご子息の手塚正雄さんは、小学3年生と1年生の育ち盛りの子供さんがあり、子育てのための家造りとして、コンセプトは「どこでも家族が集える家」としました。まず、二階への階段はLDからつなげ、子供たちの帰宅時には必ず、親子が対面し言葉を交わせるようにしました。これもFB工法による家中均質な温かさがあればこそ。在来工法ならばLDの暖気が2階へ逃げてしまうところです。 2階のフリースペースはあえて分けて、二つのホールとし、西側には電子ピアノを置いて奥様の演奏をみんなで聞いたり、子どもたちのリコーダーやピアニカを奏でる場所としました。東側のホールはベンチを設け、家族のアルバムをいつでも見られるスペースに。きちんと整理されたアルバムからは、ご家族思いの正雄さんのお人柄が伝わってくるようです。 子ども部屋として個室を2つ設けましたが、「個」が「孤」にならないように、子ども部屋は親の寝室か書斎に隣接するように配置。常に子どもの気配が感じられるようにしました。まだ、現在は子供さんが小さいので、勉強机は1階LDに並べて置き、キッチンからもいつも目が届き、会話が弾む位置にあります。 ![]() また、ロフトを作り、勾配天井に天窓をつけて開放感を演出。階段周辺は壁手すりでなくスリットにして広がりをもたせました。このロフトは正雄さんの趣味のスペースで、鉄道模型が走ります。列車のプレートが配され、昭和30年代後半に製造された東急電鉄の車輌扇風機が回ります。一般住宅には設置の難しい直流式の扇風機ですが、ホクシンの中澤さんと電気屋さんの努力が実を結びました。夏場には、家全体のシーリングファンとして大活躍しています。 このように、仕事一辺倒でなく豊かな趣味の世界を持つ両親の姿に触れ、お互いの気配を感じながら、温かく育まれていく手塚さんのお子様達。いずれ難しい年頃に差し掛かっても安心して過ごせそうです。 |
| お父様の手塚禎典さんのお宅は、1階は広々と使いやすいLDのワンフロアとし、2階は寝室・トイレ・クローゼットのみのシンプルな作りです。 まだ、ご夫婦は入居して間もないものの、隣居のお孫さんたちは大好きなおじいちゃんおばあちゃん宅へよくやってきます。「この家、なんかくつろぐね〜」というのが、可愛い口癖です。同じホクシンの家なのですが、祖父母の家というのは格別なのでしょう。奥様の幸穂さんも、おやつを用意してお孫さんたちの話し相手になります。厳しさも必要な親とは違い、文句なく甘えられる存在としての祖父母。また、仕事を持つお嫁さんにとっても、この物騒な世の中に子供だけで過ごさせる心配がないのは大きな安心です。 手塚さん父子は共に教員を務められ、教育現場はよくご存知です。「世の中に親子関係のトラブルが絶えないのは、家庭の愛情不足が原因」と禎典さん。お孫さんたちにとって、核家族だけではない2世帯隣居は人間関係が広がり、情操面が豊かになり、両親と祖父母の両方からしっかり愛情を受けることになります。 夕方には、自宅へランドセルを置いてから、お孫さんたちが「こんにちは」と挨拶をして玄関にやって来ます。このケジメがじつは大切。よくある2世帯同居住宅では、たとえ世帯が分離されているタイプであっても、家としては1軒という感覚。子供に祖父母への挨拶や別世帯としてのケジメを身につけさせようとしてもなかなか難しいと言われています。 2世帯同居では1軒の家という感覚は大人も同じ。家事の分担や手助けを巡って、2世帯の主婦の間に、善意があればこその気苦労も絶えなくなります。 手塚さんは敷地を接した隣居ですから、適度にお互いの生活が遮へいされ、必要なときは声を掛け合うことができます。まさに「スープの冷めない距離」でしょうか。奥様の幸穂さんは、 「お嫁さんとは嫁姑としてというより、年の離れたお友達という感覚で付き合えてうれしい」と語ります。 ![]() 新居に明るい花柄のカーテンを勧めたのはお嫁さんの寿美子さんです。「気持ちを若く、アクティブに過ごしていただきたいんです。携帯電話を持ってもらって、どこにいても連絡が取れるようにもしました。信州には見所がたくさんありますから、お二人でどんどん楽しんでくださいね」、寿美子さんの快活な雰囲気に、ご両親も元気付けられています。 |
| 担当者から ホクシンハウス営業担当 中澤浩明さん (二級建築士・気密測定士・一級建築施工管理技師) |
手塚禎典様のお宅の施工時には、施主様は不在でしたけれど、ご子息の正雄様がファックスや電話で施主様と細かく連絡を取ってくださったので、何の支障もなく、仕事が進みました。手塚様には、ご子息のお宅で現場監督を務めさせていただき、お父様のお宅で営業と設計担当を務めさせていただいています。大切なご自宅を親子2代に渡って任せていただき、こんな光栄なことはありません。しかも、入居されてからそれぞれに、当社あてのお礼状まで頂戴しました。喜んでいただける仕事ができることが感謝であり、励まされる思いです。 |