ポンちゃん通信 Vol.26夏号
2006年8月5日 発行
家づくり現場リポート[横山邸]の巻
マークもルーシーも大切な家族だから人も犬もおしゃれに快適に暮らす
  上越市にお住まいの横山さんご夫妻のお宅は、玄関のドアを開けた瞬間に、グランドピアノのある素敵なインテリアと、1階のほとんどが見渡せる大空間が目に飛込んできます。そして賑やかに迎えてくれる愛くるしい2匹の小型犬。一般住宅とはとても思えない洗練された雰囲気は、洒落たサロンのようです。ご夫婦二人で長年食べ歩き飲み歩きを重ね、優れた店舗デザインを数多く見てきており、そのエッセンスを自宅新築に活かしました。ご主人は和風、奥様は洋風とお好みが違いますが、それを上手に共存させた横山邸。このおしゃれなお宅は、温熱環境に優れたFB工法の家であり、ワンちゃんたちも健康そのものです。
普通の家ではつまらない自分たちの個性溢れる家を
image 「家を建てるなら、ありきたりでない家を建てたい。同じお金を出すのなら、自分たちの個性を発揮したいという思いが強かったんです」 横山さんの奥様はそうおっしゃいます。奥様によると、積雪対策を第一に考える上越周辺の家づくりではデザイン性が物足りないので、新潟や長岡のハウスメーカーを検討していたそうです。一方、旅や食べ歩き飲み歩きが趣味の横山さん夫妻。長野県の蓼科にお気に入りのペンションがあり、その帰りに軽井沢に立ち寄るのが定番コースでした。高速道に乗る道すがら、何度も見かけて気になっていたホクシンハウス佐久展示場。その瀟洒な外観に引かれていつものペンション帰りに訪ねてみました。中に入れば、ピアノが置いてありコンサートを開きたくなるような寛いだ雰囲気(実際に、随時コンサートを開催)。その空間にあるキッチンはまったく所帯臭くはなく、和やかにお酒やお茶を楽しむ光景が目に浮かびます。今までなんとなくイメージしていた新居の姿がここにあると思ったそうです。それになにより、冬暖かく夏涼しい家であることも大きなポイントでした。

ご主人は和風になごみ 奥様は洋風のおしゃれ感を追及

 横山邸は、スペイン風のテイストを持った 洋風の外観です。玄関へ入ると視界をさえぎるものはなく、吹き抜けのある広い空間にグランドピアノ。じつは玄関には靴箱や収納はまったくありません。この思いきりのよさが美しく広がりのある空間を作り出す効果は驚くほど。普段の出入りはガレージ直結の出入り口を使い、そちらに靴や物を置くので、全く支障はありません。 玄関正面には、大ぶりの壷にたっぷりの花。玄関脇には遊び心いっぱいのイルカのステンドグラス。吹き抜けをどっしりと支える二本の太い梁。軽快なアイアンのコーヒーテーブルとイス。このスペースで奥様は生徒さんにピアノを教えています。上質なピアノバーのような空間で、おしゃれな先生にピアノを習えば誰でもすぐに上達してしまいそうな気がしてきます。 キッチンセットの横を通って、和室が二つ。 こちらはご主人のお好みを反映したスペースです。居酒屋「神楽」(かぐら)と名付けられた部屋は、まさに居酒屋の個室のよう。 小屋根が掛けられ、掘り炬燵式の座卓、七草が描かれた和紙照明も艶っぽく灯ります。 もうひとつの和室は、仏間です。床の間は漆塗り風の黒。そこにありがちな掛け軸ではなく、中国で購入した絵画をじかに置いて見せます。座卓にあしらったテーブルセンターと座布団は、奥様のお母様が嫁ぐ際に持参した金襴の帯を仕立て直したもの。仏壇用の座布団はピンクのバラ模様の着物地。こうしたファブリックが活きるモダンな仏間です。どちらの和室も店舗デザイナーの手になるようなセンスが光っています。



空間を上手に分けつつ使いやすく融合する
  1階の和と洋の空間をどう調和させるかは、大きな課題でした。空間を広く見せ、広く使おうという意図で続き間としての発想になりがちですが、あえて和洋の空間を区切り、互いに視界に入らない配置に落ち着きました。和室同士も続き間ではないので、テイストの違いが際立っています。
 もうひとつ、邸内を区切って考えたのは1階と2階。ピアノ教室の生徒さんやご夫妻の友人など来客が多いお宅なので1階はパブリック、2階はプレイベートとしっかりゾーンを分けています。床の色も1階は白系2階はブラウン系です。1階はお客さまと共に過ごすスペースなので、テレビは置いていません。2階は寝室と居間をワンルームとしてゆったり使い、浴室など水まわりを配置しました。2階にはワンちゃんたちのトイレスペースも確保されています。2階の階段を上がったところにも施錠できるようにして、防犯対策も慎重に行っています。

image


納得できるまで じっくり迷える楽しさ
image ホクシンハウスを選んだ横山さん夫妻が最もよかったと感じるのは、「じっくり迷 うゆとりがあったこと」です。いくらご夫 妻のお好みがはっきりしているとはいえ、 間取りはもちろん、備品ひとつひとつの選 択もひと筋縄ではいきません。横山さんは 担当の沖野新一建築部長にイメージを伝え てはカタログを見せてもらうという作業を 繰り返します。 「いままでいろいろなお店やホテルを見て いますから、カタログを見てもすぐ実物が 思い浮かぶんです。ほら、あそこにあった アレという感じで。それでまだピンと来な ければ、別のカタログをお願いして・・・」 そうして選び抜いた品々が、横山邸を垢抜 けた印象に仕上げています。 奥様は、「ホクシンさんは勝手にやってし まうということがないから、すごく信頼で きました。図面通りだからいいだろうとい うのではなく、現場作業が始まってからも、 要所要所でこちらに念を押して確認してく れる。急がされるのでなく、考える時間が あったのはありがたかったです。こんなこ とはなかなかしていただけることではない ですよね」
 ご主人は「こちらは素人だから、ここを こうしたいと簡単に言う。そこを沖野さん がプロとして、メリットデメリットを挙げ た上で、こうしたらと提案してくれる。納 得して家づくりができました」

納得できるまで じっくり迷える楽しさ
 昨年12月に新居に入ってひと冬を快適に過ごした横山さん、今は訪れたお客様に「冷房をいれているの」と聞かれるほどの涼しさを満喫。
 横山家のシーズー犬、マークとルーシーもこの優れた温熱環境を享受しています。旧宅では床付近が寒く、犬たちに衣服を着せていましたが、新居ではどんなに寒い日にも不要です。小型犬は体温も上がりやすいのですが、ホクシンハウスなら夏も安心。「ここへ来てから、この子たちもとっても元気。それに驚いたのが、ランの花が冬でもばっちり咲いていること。ブーゲンビリアやハイビスカスなど南方の花が冬も咲くんです。寒くて縮こまっていた暮らしがうそのようです」と奥様は言います。FB工法の新潟県第一号となった新居、横山さんはこの快適さを上越にも広めたくて「できるなら、須坂の岡村邸のようにオープンハウスをやりたいくらい」と語ってください ました。