そろそろリフォームしませんか
ぽんちゃん通信 Vol.14より
(有)藤沢商会
藤澤 克己さんに聞く
やっぱり畳がいい
「日本人が一番落着くところって、生まれ育った故郷と畳の上じゃないですか。風呂上りに畳の上にごろりと横になる。これ、最高にリラックスできるでしょ?」
 そういう藤澤克己さんの自宅は、玄関を入ればすぐに畳敷きで、家じゅうで65枚もの畳を使用。日々、畳のよさを実感して暮しています。
「いまや洋室がはやりですが、どんなお宅にもたとえ6畳ひと間でもいいから、和室を作ることをお奨めします。畳が気持ちを落着かせてくれます」
 畳表のイグサには抗菌性があり、空気中の窒素酸化物を吸い取る浄化作用にも優れています。畳は呼吸しており、調湿効果や吸音効果が期待できます。さらに、青畳のすがすがしい香りは誰にも好まれ、アロマテラピー効果抜群です。
 「畳床は手入れさえよければ20年は持ちます。新築から5年で畳表の裏返し、さらに5年で表替え、これをもう一度繰り返して20年目に畳床から替える。こうして、5年ごとに青畳を楽しんでいただきたいですね」
潔く青畳を楽しもう
 せっかく新しい畳になったのに、畳が焼けるのを嫌って上敷きを敷く人も多いもの。藤澤さんによれば、これはとくに避けたいタブー。上敷きによって畳の目がつぶれ、ほこりが上敷きと畳の間に溜まり、飲み物などをこぼせば上敷きの上を拭いても畳の上に水分が残ってしみの原因に。上敷きをはずしたときに新品同様の畳が出てくるとは限りません。
「上敷きを敷くのはもったいない。それより、潔く青畳のよさを楽しんでください。最高に気持ちがいいですから」
 畳の手入れは、畳の目に沿って掃除機を掛けるだけ。高気密高断熱のホクシンハウスでは、畳も湿気ないので干す必要はありません。一般の住宅ではあえて外へ畳を持ち出して干さなくても、畳のへりを持ち上げて、空き缶などをはさんで隙間を作ります。これを一日一畳づつやっていくだけでも、畳の湿気がずいぶん違います。
 畳というとダニや埃の温床のように受けとめる方もいますが、これは誤解。現在の化学畳は発泡ポリスチレンを芯にインシュレーションボード(木片を溶かして圧縮したもの)ではさみ、イグサの畳表を使用したもの。掃除機でダニや埃は吸い取られてしまい、藁床の畳のように中に残ることはありません。
ファンキーな畳屋さん
 「俺って畳屋に見えないでしょ」と笑う藤澤さんは趣味でバンドを組み、ドラムを担当。髪は茶髪で、陽気にテンポよく話が弾んでゆく姿はまるでミュージシャンか接客業のようですが、畳修行のほうは本格的。
 藤澤さんは昭和33年中野市生まれ。実家は職人を4〜5人も抱える畳店であり、高校卒業後すぐ、まだ全国に数ヶ所しかなかった3年制の畳職業訓練所(浦和)へ入所。全寮制で1年間みっちり学んだあと、2年間インターンとして各親方の元へ住み込みで修行します。21歳で2級畳技能士に一度の挑戦で合格。28歳で1級畳技能士の資格を取得。22歳のとき中野に戻りますが、腕を見込まれて、都営住宅や日本住宅公団、一流ハウスメーカーなどの仕事を頼まれ、横浜・多摩・八王子・町田などへ出張。平成2年頃までは1ヵ月に300畳を手掛けるという忙しさでした。平成7年から、ホクシンハウスの仕事を手掛けています。
「ホクシンハウスのお施主様は、家づくりに熱心な方が多いですから、縁なし畳や変形の畳など技術的に難しいものもよく注文されます。そんなときこそ、扱っている畳の品質のよさ、腕の見せ所です」
ホクシンハウスアフター専用受付
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