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内装を変えて、気分一新
ナガノ装飾
佐藤昌俊さんに聞く |
| リフォーム貯金をおすすめ |
ナガノ装飾の佐藤昌俊さんが手掛けるのは、カーテンやじゅうたん、壁や天井などの内装です。
「リフォームの目安は10年と言われますが、水回りや外装はともかく、内装にまで目を向ける方はまだ少ないですね。とくにホクシンハウスは、ていねいに作られた高気密高断熱住宅ですから結露がなく、壁や天井がカビで汚れることもない。住んでいるお施主さんもとくに住まいに熱心な方が多く、掃除が行き届いている。だから、同じ築10年といっても他の住宅より、室内は断然きれい。内装屋としては困るんですよね〜」と、佐藤さんは笑う。
「そうはいっても、リフォームのなかで一番安くて簡単に目先が変わるのが内装。 汚れや傷を我慢して過ごすのでなく、ちょっとリフォームすれば、見違えるほど快適な暮らしになります。8畳の部屋なら1日30円貯金すれば、10年後には壁・天井を張替えられる。60円貯金するならカーテンまで余裕で代えられます。計画的に資金を準備しておけば、小さな負担額で大きな満足感が得られるのではないでしょうか」
壁や天井の張替えのほか、壁にボーダー柄を加える、従来のカーテンをバルーンタイプやロールスクリーンに換える、汚れやすいトイレや脱衣場のクッションフロアを代えるなどもリフォームのポイント。寝室に布クロスを貼ると、布の質感に気持ちがやすらぎ、安眠につながります。壁・天井は無地または無地に近い柄の淡色のものが好まれていますが、トイレや洗面所など狭くて長くは滞在しない空間には、個性的な濃色や遊び心のある柄物を配するのもおしゃれです。 |
| 家族構成を考えて改修 |
佐藤さんが手掛けるリフォームの中でもっとも多いのが、下水道敷設による水洗化に伴うもの。次が、家族構成の変化による改築に伴うものです。
「子供が独立したので、部屋数は要らないから広い部屋にしたい。それで内装も一新したいという方が多いですね。10年20年の単位で、その家に暮す家族の構成も変わってくるということを新築のときから念頭においてください」
また、子供部屋には子供の好みを尊重することが大切。幼いうちはまだしも、小学校5〜6年生になると自我が出てきて、自分の部屋への思い入れが深くなります。
「壁・天井の色柄を親御さんが決められて、貼り上がったあとで子供さんにいやだと抵抗されて困ったことが実際にあるんですよ。よほど突拍子もないものを選んだときにはアドバイスしますが、基本的にそこに住む子供さんの選択に任せるのが一番です」 |
| 健康志向の素材 |
シックハウス症候群を懸念して、内装に天然素材を指定する方もいます。珪藻土や漆喰で本格的な塗り壁にするところまでいかなくても、珪藻土やケナフのクロスを使用することも増えました。もちろん佐藤さんも数多く手掛けましたが、「やはり、天然素材のものは汚れやすく、汚れもとれにくい。ケナフはこすってはだめですし、珪藻土もはがれやすい傾向があります。子供さんが手をつく高さは木で腰壁にするなどの工夫はできますが」
ビニールクロスというと、ビニールという言葉から体に悪いと思われがちですが、最近では各メーカーとも配慮が行き届き、有害物質が発生するものはほとんどないそうです。以前は接着剤にホルマリンが含まれ、新築の家に入ると頭や目が痛くなるとまで言われたもの。佐藤さんは、ホルマリン含有の接着材ではなく、フノリを精製したような自然素材中心のものを使用しています。
「よほど過敏な体質の方でないかぎり、天然素材のクロスにこだわらなくてもよいと思います。ビニールクロスのほうがあとのメンテナンスもリフォームも断然簡単です」 |
| ペンションブームの時代も |
「かなり昔は、ヨシを天井に貼るなど本当の天然素材でした。接着材も麩の製造過程ででる副産物を利用したもので、扱いが大変でした」
佐藤さんは内装関係の営業から施工まで幅広く経験を積んで35年。当初は、輸入物を除くと壁紙はヘッシャン、ヘンプという2種類しかない時代でした。その後に、ビニールクロスが登場。20年程前には、長野県はペンションブームに沸き、佐藤さんは菅平や北志賀の数多くのペンションを手掛けました。「徹夜で施行して朝になり、完成と同時にペンションのお客さんがやってきたということもありました。濃色のものや奇抜なデザインもできて、面白かったですね」 |
| 日頃のメンテナンスがものをいう |
「なにかの拍子に壁紙を傷つけてはがれてしまったら、絶対に破り取らないこと。破ってしまうと大変ですが、ついていれば簡単に補修できます」
以下、内装を美しく保つための秘訣を佐藤さんに教えていただきました。
ビニールクロスの汚れは、消しゴムで軽くこすれば大抵落ちます。ただし、ケナフは摩擦に弱いので、強くこするのは厳禁。一般的なビニールクロスは消しゴムを試してだめならば、中性洗剤をつけて歯ブラシでこすってみてください。滅多にないことですが、接着剤が残って変色したような場合は、台所用の漂白剤を薄めて吹き付け、しばらく置いてから拭いてみましょう。
レースのカーテンは家庭の洗濯機で洗えるものがほとんどですから、年に2回は洗いたいもの。フックをはずして洗うことをお忘れなく。洗ってすぐに、フックをつけてレールに吊れば、そのまま乾いてしまいます。
厚地のカーテンは洗うと縮んでしまうことも多く、表示をよく確かめてクリーニングを活用します。
ブラインドは、羽が傾斜した状態で上下させると、ブラインドのなかに通る糸が擦り切れるので要注意。必ず水平の状態で操作します。掃除は薄めた中性洗剤を羽根に吹き付け、手に軍手をはめて汚れをぬぐうと効率よくキレイになります。 |
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