篠原さんのご主人がずっと憧れを抱いていたのは、「明るくて暖かい家」でした。
 というのも、ここ信州・長野は真冬になると、マイナス7〜8度にもなるくらい寒さの厳しいところ。そのうえ、以前住んでいた両親の家は、昔の建て方の典型ともいえる「寒くて暗い家」だったので、冬でも暖かい家に住みたいと切に願っていたからです。
 家を建てることを決心したご夫婦は、今までの家が反面教師になって、いろいろ展示場を見てまわり、ひとつひとつチェックしていきました。奥さまの久美子さんも娘さんと間取りを練り、設計までこぎつけるのに2年かかったのです。その結果、家じゅうどこにいても暖かく、明るい家が欲しかった、というご主人の夢が見事に実現。玄関ホールに続く廊下は床から高さ6mはあるかと思える2階・階段の天井まで、吹き抜けの大空間が広がります。中2階にあるLDKは一切の仕切りがなく、吹き抜け天井になっているので実に明るく開放的。
 大胆な吹き抜け利用の大空間ができたのは、高断熱・高気密の家だから。また、廊下に置かれた放熱器によって暖かい空気が壁の通気層に伝わり、全室をくまなく暖めるという工法が採用されている点も見逃すことができません。
 真冬でも寒さを感じず生活できるようになり、今は、近い将来、地下にカラオケの設備を置き、奥さまとデュエットするのがご主人の夢だそうです。

希望どおりの家が完成し、いっそう夫婦の絆も深まったご主人と奥さま。一人娘の久乃さんが成長し、愛犬チャロが子供がわり。
落ち着いた風格を漂わせている篠原さん宅。ベージュのシックなタイル貼りの外観が、古い町並みとうまく調和している。
植栽でアクセントをつけた玄関アプローチ。隣に広い駐車スペースを設け、敷石にインターロッキングを敷きつめてモダンに。

1) 使用断熱材
  ・屋根=カネライト50m/m 二重貼り
・外壁=SCフォーム30m/m 二重貼り
・基礎=カネライト50m/m 二重貼り
2) 断熱方式
  ・外断熱方式
3) 使用建具
  ・玄関ドア=鋼板製断熱ドア
・窓=樹脂製ペアガラス入り窓
4) 気密測定値(C値)
  ・隙間相当面積=0.3平方センチメートル/平方メートル
5) 熱損失係数
  ・Q値=2.0kcal/平方メートル・h・℃
6) 換気方式
  熱交換型集中換気システム
7) 暖冷房の方式
  ・暖房=温水ルームヒーター
・冷房=エアコン

 
家族構成 =夫婦+子供1人
延床面積 =254.62平方メートル(約77.2坪)
1階床面積 =190.39平方メートル(約57.7坪)
2階床面積 =64.23平方メートル(約19.5坪)
構造 木造在来工法(FB工法)
竣工 1999年1月
設計・施工 北信商建 tel.026-295-2181