ホクシンハウスMAGAZINE

2020.06.29 お金について

低金利時代突入!最適な住宅ローンを選ぼう!

近年、住宅ローンは低金利が続いています。そのため、以前と比べてローンが利用しやすくなっています。また、住宅ローンの金利プランにはいくつかの種類があり、変動金利型、固定金利期間選択型、全期間金利固定型の3つが主なものとなります。なかには金利上昇リスクのある商品もあるので、それぞれの特性を十分に理解していないと、借入後に、「こんなはずではなかった」と後悔することになりかねません。どのプランが最適なのかは、利用する人によって異なります。どんな特徴があるのか、それぞれどんな人に向いているのかを紹介しましょう。

目次
1 住宅ローンは主に3つの金利タイプに分かれます
2 変動金利型利用者が約6割!
3 3つの金利タイプのメリット・デメリット
3-1 変動金利型のメリット・デメリット
3-2 固定金利期間選択型のメリット・デメリット
3-3 全期間固定金利型のメリット・デメリット
4 あなたのライフスタイル、人生設計に合う金利タイプはどれ?
4-1 変動金利型に向いている人
4-2 固定金利期間選択型に向いている人
4-3 全期間固定金利型に向いている人

1 住宅ローンは主に3つの金利タイプに分かれます
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住宅ローンには、「変動金利型」、「固定金利期間選択型」、「全期間固定金利型」の3つの金利タイプがあります。
変動金利型は、3つの金利タイプのなかでは、最も金利水準が低いのですが、市場の金利動向に応じて適用金利が変わるため、借入後に金利が上がると返済額が増えるというリスクがあります。
固定金利期間選択型は、2年、3年、5年、7年、10年などの選択期間中は金利が固定されていますが、期間終了後には、その時点での金利動向に応じた固定期間選択型にするか、変動金利型に切り換えるかを選択することになります。やはり変動金利型同様に、金利上昇によるリスクがあります。
上記2つに対して、全期間固定金利型は当初の金利が完済まで確定しているので、金利は高めですが借入後に金利が上がっても返済額が増える心配がなく、安心して資金計画を立てることができます。

2 変動金利型利用者が約6割!
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このところ超低金利が長く続き、日本銀行も当面は現在の金融緩和策を継続する意向であるため、金利の先高感が弱まり、変動金利型を利用する人が増えています。
住宅金融支援機構の『2018年度民間住宅ローン利用者の実態調査』によると、グラフにあるように、60.3%の人が変動金利型を利用しています。

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それに対して、固定期間選択型が25.1%で、全期間固定金利型は14.6%という結果でした。
この調査では、住宅ローンを選んだ理由についても質問していますが、最も多かったのは「金利が低い」が70%を超えて断然のトップでした。2位以下は20%前後ですから、いかに金利重視で住宅ローンを選んでいる人が多いかが分かります。
変動金利型を選ぶ人が多いので良いのか?といわれるとどうでしょうか。住宅ローンの返済は20年、30年の長きに及びます。当面は現在のような超低金利が続いたとしても、その間には何度か金利上昇局面がやってくる可能性が高いのではないでしょうか。
つまり、変動金利型や固定金利期間選択型の固定期間の短いローンを利用していると、一定期間後に適用金利が上がり、返済額が増えるリスクがあるわけです。
利用者が多いから安易に選ぶのではなく、自分たちの生活に合った金利選びをしていく必要があります。そのために、3つの金利タイプのメリット、デメリットを把握する必要があります。

3 3つの金利タイプのメリット・デメリット
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3-1 変動金利型のメリット・デメリット
「変動金利型」の特徴としては、金融情勢の変化に伴って定期的に借り入れ金利が変動し、借入れ時の金利から半年ごとに金利が見直されます。また返済金額は5年ごとに見直しがおこなわれます。この金利の見直しは、短期プライムレートという指標を基準にして変動します。半年ごとに見直される際に、この短期プライムレート上がっていれば金利も上昇し、下がっていれば金利も下降します。この短期プライムレート自体は何に左右されるかというと、国内情勢や景気です。ですので、日ごろから経済の景気動向などを気に留めておくことも必要です。

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3-2 固定金利期間選択型のメリット・デメリット
「固定金利期間選択型」の特徴は、3年、5年、10年など期間を決めて、一定期間の金利を固定する方法です。固定期間が長ければ長いほど、金利は高くなります。この固定期間が終わると、再度金利のタイプを選ぶことができます。その時点での金利をもとに5年固定を選ぶことも、変動型を選ぶことも可能です。期間内の返済額が一定になる「全期間固定金利型」のメリットと、期間終了時に金利が下がっていれば返済額が減少する「変動金利型」のメリットのいいとこどりができますが、反対に言えばどちらのデメリットも負う可能性があります。

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3-3 全期間固定金利型のメリット・デメリット
全期間固定型というのは、金利がずっと固定されていて、住宅ローンを支払っている間は返済額が変わらない金利のタイプです。返済額がずっと変わらないため、月々の家計の管理がしやすいのが特徴です。

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4 あなたのライフスタイル、人生設計に合う金利タイプはどれ?
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4-1 変動金利型に向いている人

●今後金利が上昇しても、支払いができる余裕がある程度ある
仮に今後金利が上昇して返済額が増えてしまったとしても、生活費や教育費を圧迫することがないぐらい資金があり、支払いに余裕がある人にとっては、変動金利が今は低いため向いています。

●返済期間が短い、もしくは繰り上げ返済を考えている人
返済期間が短い、もしくは繰り上げ返済で期間を短くすることができれば、数年後に金利が上昇したとしても期間が短いので負担を少し減らすことができるかもしれません。逆をいえば、返済期間が長期にわたり借入額も多い場合は、変動型には向かないです。

●金利の動向を常にチェックしている人
国内情勢や景気などに左右される金利のため、常にそういった動向をチェックしている人は変動型に向いています。状況に合わせて繰り上げ返済を行う、住宅ローンの借り換えを行うことで、リスクを下げることもできます。

4-2 固定金利期間選択型に向いている人

●一定期間は固定金利を望む人
子供の教育費がかかる間だけは金利を低く抑えたいなど、一定の間、固定金利による低金利を望む人に向いています。

●固定期間終了後の返済について準備を整えておける人
固定期間選択型では、金利の低い固定期間が終了した後に、金利が上昇する可能性もあります。そうした場合を想定して、いざという場合でも完済はできるとあらかじめ将来の計画を立てられる人に向いています。

4-3 全期間固定金利型に向いている人

●金利が上昇したら困る人
金利が上昇することで、月々の支払いに心配が出てきてしまうようであれば手堅く全期間固定型を選ぶことをおすすめします。

●これから教育費などがかかる人
まだ子どもが小さく、これから教育費がかかるという場合には、全期間固定型を選ぶのが無難です。まだ子どもが小さいと自立するまで大きな資金が必要になります。住宅ローンの金利が安定していないと将来的にどのくらいお金がかかるか見えない部分もあります。その不安を少しでも減らすには全期間固定型の方が安心できるでしょう。また、この場合、前述のように教育費がかかる期間だけを固定金利として固定期間選択型とする方法もあります。

●住宅ローンの金利の動向などあまりチェックしない人
金利の動向などあまりチェックしない人は、金利を固定させて安心してずっと同じ金利で返済していくのが賢明です。

先行き不透明な情勢が続くなか、どの金利タイプの住宅ローンがベストか考えるのは大変なことです。「理想のマイホーム」をできるだけ負担なく手に入れたいですよね。住宅ローンの選び方はもちろん、新築住宅に対する補助金や減税制度はいろいろあります。そういったアドバイスも私たちがお伝えできるかと思いますので、ぜひ一度ご相談ください。