牧本昌恵さん宅
景観の良い土地に建てた終の棲家は 永年収集した民芸家具に囲まれた 仲間と楽しむ開放されたサロンに


 雅恵さんは、嫁いで1年後から24年間、ほとんど寝たきりのお母様(お姑さん)を看ながら、周りの人たちの支えの中で仕事を続けてきました。「今は35年間勤めた職場を退職し、父母も見送り、子育ても終えたので、今度は、地域の方とかかわりあいながら生き生きと健康に暮らしていけたらと思い、55年間すんだ住まいからの住み替えを考えました」。自然に恵まれた景観の良いところをと、この土地を選ばれました。以前の住まいからは30分ほど離れた場所です。

 昌恵さんは、長い間趣味で集めた民芸品を新居に生かしたいという要望がありました。そのために、新居に望んだことは、民芸品を飾ることのできる和室、大勢のヒトが集えるピアノのあるサロン、健康体操や卓球などスポーツの楽しめる空間など。  「主人は工法優先で、ホルマリンなどの有害物質が出ない建材や、省エネなどを重視し、いろんな住宅メーカーを研究しました。山栄建設さんは、ハード面、ソフト面の要望を聞いて実現してくれました」。構造は、外断熱二重通気で、エアコン効率も高いため、電気代などの省エネに結びついています。「日当たりがいいので太陽光発電も付けたかったのですが、後付もできるそうなので」とご主人。室内では、真冬でも奥様の大好きな夏の花が咲いているそうです。

 間取りサイズは、場所によってモジュールを変え、バリアフリーにしました。和室は910ミリ、廊下やピアノ室は1000ミリモジュールです。「高齢者の使いやすさを考えて、工事をしながら打ち合わせをしました。完成後も、少しのことでもすぐ来てもらって。アフターメンテナンスが万全なので安心しています」。

 昌恵さんはガーデニングのセミプロで、石垣や木の塀も手作り。「主人がバーゴラや東屋を、私がガーデニングを担当。お金をかけないで、いかに心豊かに住みこなすかが大切。お友達も、また来たいといってくれます」と。2年かけて作った庭は、仲間との憩いの場となっています。


紅葉が美しい山を背景に建つ牧本邸。外断熱工法を採用し、自然のなかでも夏涼しく冬暖かい暮らしができる。

朝日の入る東側のキッチンは、昌恵さんのお気に入り。仲間と大勢で使用できるようにオープンスタイルになっている。

1階の和室。民芸品はもちろん、お母様の思い出の帯や着物地を活用したインテリアなどを楽しまれている。ワイドな広縁もちょっとした応接コーナーに使用。

自宅を開放して「ガーデンサークル」と「わくわくサロン」を開いている。「皆さんにも喜ばれています。皆で老後を心豊かに健康づくりしながら、過ごしていけたらと思っています」。

南と東側に開口部を持つダイニングからは、美しい四季の景観が楽しめる。お仲間と食事をしながら会話が弾む。


 
家族構成 =夫婦+息子
敷地面積 =411.41平方メートル(124.44坪)
延床面積 =206.61平方メートル(62.49坪)
1階床面積 =134.45平方メートル(40.06坪)
2階床面積 =74.16平方メートル(22.43坪)
構造 木造在来軸組2階建て     
FB工法(北信商建)
竣工 2000年6月