信州は軽井沢に象徴されるように、夏は冷涼な気候で人気が高い。しかし、冬はどの地域も氷点下になるのが当たり前。ゆえに冬の寒さ対策は極めて重要で、移住に際しては相応の住宅対策が欠かせない。そうした長野県において、暖かな住まいづくりをコンセプトに掲げ、県内企業としてナンバーワンの実績を誇る会社がホクシンハウス(本社・飯綱町)である。同社は究極の家づくりとして無暖房住宅の建設にも挑戦している。
 
Q値が0.94次世代省エネ基準を上回る気密・断熱
 ホクシンハウスの無暖房住宅1棟目となる古越邸が昨年12月、北佐久郡御代田町に完成した。御代田町は軽井沢町の西となりに位置し、冬期は毎年氷点下15℃ぐらいに冷え込む。古越利秋さんご夫妻はここに、次世代省エネ基準であればU地域(熱損失係数Q値1.90)のところ、北海道基準(1.60)をはるかに上回る0.94という超高気密・高断熱住宅を新築した。
 外壁と天井には断熱材として厚さ400ミリを超すセルロースファイバーを吹き込み、窓はスウェーデン製の木製サッシでクリプトンガス入りトリプルLOW-Eガラスを採用している。
 
ぜひ体感を
 無暖房住宅は、室温が常に20℃前後で「想像以上の快適さ」と古越さん。夜は必需品だった電気シーツが不要なのはおろか夏掛けで寝ている。国道からの騒音も気にならなくなった。暖房器具は床下にあるホットマン1台のみ。無暖房仕様であることと太陽熱を利用したオール電化住宅のため、月に3万円以上かかっていた光熱費も今は1万円ちょっとですむ。古越さんご夫妻は「無暖房住宅はとにかく住んで体感した人でないとその価値がわからない。ぜひ体感してほしい」と絶賛している。
 
 
 
 

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