青木さん宅のご自慢は、日本伝統工芸のひとつである「組子」をあしらった和室の飾り窓です。 こうしたよき和風の趣を取り入れたいと望んだのは、以前のお住まいが築100年以上もの古い木造建築だったからにほかなりません。けれども、新居を建てるにあたって、ただ和風の木造建築であればいいという考えではありませんでした。ここ長野は冬の寒さの厳しい地域。寒さ対策には万全を期したいと願ったからです。
 そこで思い出したのが 、以前に新築した友人の家がどの部屋も冬暖かかったこと。さっそくそのメーカーを紹 介してもらったところ、気密性や断熱性がよく、地下室の暖房で生じた熱を壁体内にまわして全室暖房する構造の家で、しかもソーラーシステムも採用しているとあって 、安心してこの家に決めたといいます。
 間取りは大好きな和室に使いやすい洋室を配した和洋折衷の造りに。住み心地は「真冬でも家の中は暖かくて、室内ではTシャツ1枚で過ごせるほど」だそうです。

客室としても使うリビング。2階に上がる階段には渦巻き手すりを使い、壁にニッチを設けてドレスアップ。階段幅は広めを希望。
洋館風の外壁に屋根瓦の組み合わせで、外観からして現代和風スタイル。屋根の南面に設置したソーラーパネルで太陽熱を集め、給湯と補助暖房に使用。
玄関のポ イントは何といってもこの組子の飾り窓。

 
家族構成 =夫婦
敷地面積 =829平方メートル(250.77坪)
延床面積 =224.39平方メートル(67.88坪)
1階床面積 =142.42平方メートル(43.08坪)
2階床面積 =81.97平方メートル(24.80坪)
構造 =木造在来FBソーラー工法
竣工 =1993年10月
設計・施工 =北信商建 tel.026-295-2181