このお宅で万全なのは、実は寒さ対策だけではありませんでした。屋根にソーラーパネルをつけて省エネにも気づかいをしているのです。
  そのための設備費としてコスト的には150万円ほど余計にかかってしまいましたが、せっかく家を建てるならと大英断しました。というのもこのシステムは暖房の補助と給湯に利用でき、特に3月から12月までキッチンの洗い物は太陽の恵みだけでまかなえ、お風呂はちょっとボイラーの力を借りる程度と、大活躍してくれるのが魅力だったからです。
  「去年の9月に入居して、実際にボイラーを使わずにお湯が出たときは感激し、自然エネルギーの素晴らしさを見直してしまいました。環境にもやさしいし、最初に設備費がかかっても、省エネで長い目で見れば経済的なはず」
  最後に博子さんは「家族に快適なだけでなく、地球にも快適な家がこれから多くなってほしいですね」とつけ加えてくれました。

リビングは一部吹き抜けに
開放感と明るさを加えるため、Lの一部を吹き抜けにしてFIX窓を設けた。部屋と一体化 した大型キャビネットは造りつけ。
目隠しはロールスクリーンで
リビングの後方はDKにつながっている。間仕切りをつけずふだんはオープンに、お客さまが来たときだけロールスクリーンで目隠し。
造りつけのカップボードのある2列配置のキッチン。2つの蛇口の右がソーラー、左がボイラー用。一年のうち10か月はソーラーだけで間に合う。
キッチンは食品収納庫つき
キッチンの脇に広めの食品庫をつけて、棚にストック品を収納。LDから見えない位置なの で扉をつけず、出入りがとてもスムーズ。
小便器をつけ節水対策
1階のトイレに小便器をつけたのは、床が汚れにくく節水にも役立つから。小物収納用に邪魔にならない引き戸式の戸棚をセット。
1階のバスルームは1.25坪と広めのサイズ。人工大理石の床とバスタブは、汚れが目立ちにくい色にしたいとダーク系を選んだ。
寝室には畳コーナーも設けました
2階の寝室は壁にシナベニヤを張り、1段おきに黄色く塗って個性的な部屋に。ちょっとくつろげる畳コーナーは何かと便利。
小2の綾香ちゃんの部屋は2階なので天井に吸音材を使い音が下に響かない工夫を。Lの 吹き抜け側につけた格子窓からも光が入る。
 


これは、ソーラーだけでは温度が不足のときに不凍液を温めるための石油ボイラー。 屋根のソーラーパネルで温められた不凍液を蓄えるためのソーラータンク。 閉めきっていても、部屋の空気は熱交換型換気装置でクリーン。そのスイッチ。
ソーラーパネルやボイラーで温められた熱は、この地下室で放熱されて壁内にまわる。