こうした全室暖房システムの家というのは、省エネだけでなく、間取りにも大きなプラス面があります。間仕切りの少ないオープンな間取りが可能だからです。三原さんのお宅では、吹き抜けにした玄関ホールの広々としていることに、まず驚かされます。そして室内に続く扉を開けるとさらにびっくり。LDKと和室を合わせると、何と約33畳もの広さなのです。
  かおるさんは助産婦というハードな仕事を持つ身。家事をスピーディにこなすために、動きやすいオープンな間取りにしたとのこと。
  もうひとつ配慮したのは収納スペース。家具をなるべく少なくして、オーダー家具を各部屋に造りつけにしました。家具の凸凹がないと部屋がスッキリして広く使えるというのが理由です。「それに、掃除もしやすいですよ」とメリットは予想以上のようです。

出窓下を収納スペースに
出窓の下を利用して、レコードや雑誌、文房具類などを収納する棚をつけた。これでリビングは散らからずにすみ、いつもすっきり。
収納力たっぷりのシステムキッチンは「ヤマハリビングテック」製。食器洗い乾燥機、まな板乾燥機、さらにスライドさせて使える炊飯器収納つき。
寝室内に家具を置きたくないので、たんすや布団を入れるために8畳大の納戸をつけ、中央の廊下にはクロゼットをつけた。ご主人の書斎が左手に。
キャビネットは家事机に
どこの家でも、置き場所に困っている炊飯器。ご覧のように指定席があり、スイッチも内蔵されていて便利。
LDKに向かう廊下に取りつけたキャビネットで、奥の下着を入れるクロゼットや洗面 所の扉を上手に目隠し。上段は飾り棚に、下段は家事机として利用。
寒さや省エネ対策が万全で、かつ機能的な間取りに収納面 も充実した家が完成。ご夫婦の願いがすべてかなって、充足感でいっぱいのおふたり。
書斎と書庫を寝室の隣に
ご主人の趣味はキノコの研究。そのため、以前から使っていた机サイズに合わせた書斎を寝室の隣に設けた。ここで研究や読書に没頭。
   


地下室は15畳もの広さがあるので、物置として重宝している。ここに電気ストーブを置き、 床下から壁体内に熱をまわし、室内の隅隅まで暖房する仕組みなので、部屋による温度差 がない。ストーブは経済的な深夜電力利用の蓄熱式タイプ。