いづみさん宅のようなオープンな間取りは、雪国のこの地域ではいままで考えられないことでした。
  それを可能にしたのは、まず第一に暖房方式。地下室に暖房機を設置して、床下から壁内に暖めた熱をまわし、家ごとすっぽり暖める全館暖房システムを採用しています。併せてこの家は高断熱高気密仕様の構造です。暖まった熱が外に逃げたり、冷たい外気が中に入ってきたりしないので、冬の寒さ対策は万全というわけです。
  「外がマイナス13度という日でも、室内は20度。だから、真冬でも薄着でいられるんですよ」とニッコリ。
 築50年の実家では冬になると必ず枯れていたグリーンが、この家では生き生きとしています。いづみさんが「暖かい家にしたい」と家を選んだ目に狂いはなかったようです。

玄関スペースに飾り棚と兼用のワイドなシューズキャビネットを造りつけにした。たたき とホール床との段差がほとんどないので、上り下りがラク。
小さな窓とブラケットをつけた2階の寝室。全館暖房なので、冬でも電気毛布や厚い布団は不要。
実家では冬になると“寒い、寒い”を連発していたいづみさん。「この家は真冬でも春気分です」
クロゼットの使いやすさは、奥のものが取り出しやすいかがポイント。手前が90度回転するパイプハンガーを採用し、見事に解決。
「明るく、広く、清潔に」を心がけたトイレ。収納スペースつきの洗面 台は、場所をとらない壁埋め込みタイプ。将来に備えてL型手すりも設置。
同じタイルを張りめぐらせた洗面所とバスルームは、ワンルーム感覚。一日の疲れがほぐせるように、バスタブには底の全面から泡が出てくる気泡風呂の装置を取りつけた。「松下電工」製。
● 強力な換気扇
シンクの横に設置された食洗機。器をざっとすすいだそばからセットできるのが便利。台所仕事も快適になるよう配慮されている。
仕事で疲れて帰ってきても椅子に腰かけて調理ができるようニースペースつきのキッチンを希望。「サンウエーブ工業」製。キャビネットの色は元気の出るオレンジに。調理器具の熱源はハロゲンヒーター。
 


階段下を利用した半地下室に温水ヒーターを設置。この熱が床下から壁内を伝わって部屋を暖める。ここは冬の物干し場としても大活躍。