2階の息子さん夫婦のお住まいは、小さな子供がいるので、いつでも目が届くように配慮されています。キッチンと家事室を中心に、ダイニングや和室コーナー、カウンターテーブルを配慮した造りは、料理中でも洗濯をしていてもまわりが見渡せ、安心です。
 この2階を含めて、家の中には暖房器具がひとつも見あたりません。「床下にストーブがあるのですよ」と静江さんに案内してもらうと、地下室に1台のFF式石油ストーブが赤赤と燃えています。この熱が床下からダクトを通じて家全体を暖めてくれるのだとか。この家はFB工法という高断熱・高気密の造りなのですが、この暖房システムを組み合わせると、どんなに寒い日でも室温は快適な20度に保たれる仕組みなのです。
 「本当にこの家は暖かいですよ。冬に実家へ行くと家の中が寒くて、泊まらずに帰ってくるくらい」とお嫁さんの順子さん。冬が来るとこの家の快適さを改めて実感するそうです。

● ボッシュの食洗機つき
ドイツの「ボッシュ」製の食洗機は、12人分の食器が一度に洗えて便利。換気扇は排気と同時に給気も行う給配・密閉タイプ。
広さと収納力を重視した、静江さんご夫婦とお母さん用の玄関。上がり框は、上り下りしやすい二段式。扉はトリプルガラスつきの断熱ドア。
2階のダイニングカウンターは軽食用。キッチンとの境の白壁にハッチをつけたのは、食器の出し入れと、料理中に子供の様子をうかがうため。
● お風呂は24時間入れます
二世帯住宅でも、お風呂は24時間入れるタイプなので1つでもOK。朝はもっぱらご主人とお母さんが朝風呂を楽しんでいる。
温泉石を使った洗浄とオゾン殺菌とで水をかえる必要がなく、遠赤外線ヒーターで温めるため、24時間入れる。
1階の洗面所は、ゲスト用のパウダールームを兼ねているので、できるだけ気持ちよくゆったり使えるような造りを心がけた。
● バルコニーの出入口に洗濯コーナーを
グリーンを飾った洗濯コーナーは広々としていて洗濯がしやすそう。バルコニー脇にあるので明るく、洗濯物をすばやく干せて便利。
● 洗濯機を組み込んだ家事机
キッチンの隣室に設けた家事室は、雑用をこなす家事机に「ボッシュ」製の全自動洗濯乾燥機を組み込んでいるので、とても機能的。
● 寝室の窓は高い位置に
息子さん夫婦の寝室。造りはシンプルにもかかわらず、カーテンやベッドカバーの選び方ひとつで、こんなにおしゃれな雰囲気に。
くつろぎ用の4畳半の和室の畳の下に、床下収納庫を。湿気に強い断熱工法の家なので、布団類も安心して保管できる。
   

■ FF式石油ストーブは地下室に
地下室に置いたFF式石油ストーブで暖められた空気が、床下から壁内の通気層を通って家 全体に伝わり、全室をくまなく暖める。
■高気密住宅は計画換気が必要
壁の外側を断熱材ですっぽり包みこんだ高断熱・高気密住宅なので、空気や湿気がこもりがち。空気をクリーンに保つために、汚れた空気を排出しながら新鮮な外気を送り込む強 制換気システムが必要です。
各部屋の扉の上にはこの四角い給気口がつけられ、扉を閉めていても新鮮な空気が滞ることなく室内に入ってくる。 部屋の空気をきれいにするための換気装置から送られてきた新鮮な空気が、この給気口を通して各部屋に送られる仕組み。