もっと地球にやさしくなるために 台風と地球温暖化

地球温暖化で台風が強大に?

今まで「台風は秋にやってくるもの」と思われていましたが、最近では7月に日本に上陸する台風も珍しくなくなりました。また台風がたどるルートも西から東上するのが通常でしたが、今年の7月に発生した台風は東から西へ移動して上陸するものもありました。
またアメリカ・ニューオーリンズに甚大な被害をもたらしたハリケーンカトリーナも記憶に新しいところです。
年々強大化する台風と地球温暖化の間には、関連があるのでしょうか。
実は、地球温暖化が台風に与える影響について、データや実験に基づいた予測が公式に発表されています。COP(気候変動枠組み条約締約国会議)開催などのきっかけになった地球温暖化に関する評価書を発表している「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC;Intergovermenntal Panel on Climate Change)は、5年ごとに発表するその評価書の中で、「地球温暖化が進むと台風は強大化する」という予測結果を述べています。この予測は、台風被害の多い日本に住む私たちにとって重要な問題を含んでいるのです。

そもそも台風ってどうして発生するの?

地球温暖化と台風の問題を考える前に、台風発生のメカニズムをおさらいしてみましょう。台風の元は、フィリピン沖の熱帯の海の上で発生した水蒸気が上空で雲に発達。雲の中心では、暖かい空気が上へ上へとあがるため、雲の下では空気が薄くなり、周りから空気が流れ込んで渦を作るようになります。これが熱帯低気圧となり、大平洋の北西で発達して中心付近の最大風速がおよそ秒速17メートル以上になったものを「台風」とよんでいます。

台風と地球温暖化の関係って?

台風誕生のためのエネルギー源は、暖かい海面から蒸発した水蒸気が凝結して雲の粒になる時に放出される熱です。台風が発生するためには、海水温が高温(26度以上)でたくさんの水蒸気が発生することが条件です。地球温暖化によって気温・海水温が上昇することで、エネルギー源である海水の蒸発量が増え、大気中の水蒸気量が増えることで、台風が強大化することが予想されるのです。

二酸化炭素が台風を育てる?

温室効果ガスがある場合、ない場合の図

台風が強大化する原因が地球温暖化にある ことは前述しました。では地球が温暖化する原因について考えてみましょう。地球温暖化防止のためには二酸化炭素の排出量を減らすことが大切、ということは皆さん御存知のことと思います。ではなぜ二酸化炭素が増えると地球が温暖化するのでしょうか。それは地球を覆っている「温室効果気体」にヒントがあります。温室効果気体とは二酸化炭素や水蒸気など赤外線を吸収してくれるガスのことをいいます。これらの気体は大気中に1%以下しか含まれていませんが、もしこの温室効果気体がないと、地球上の気温は平均で-18度になってしまいます。温室効果気体が大気中に含まれていると、日射は吸収されないのでそのまま地上を暖めますが、地上からの赤外線は吸収されてその分地上の気温が上がります。現在の地球の平均気温は15度ですから、温室効果気体は地上の気温を33度も暖める効果を持っているのです。
 もしこの温室効果気体が増え続けた場合、赤外線の吸収量が増えるため地上気温が現在よりも高くなるというのが地球温暖化問題の発端なのです。ですから二酸化炭素の排出量が増えれば、その分台風も強大化する、という可能性があるのです。

■年平均地上気温の平年差/過去100年間で最も暑い10年でした。

出典:気象庁ホームページ

もっと地球にやさしくなるために

もっと地球にやさしくなるために私たちにできること、それは二酸化炭素の排出量を減らすことです。ホクシンハウスでは、太陽熱をお湯とりや暖房に利用するFBソーラーシステムなど、「快適を極めると環境にもやさしくなる」独自の工法で二酸化炭素の排出を減らす暮らしを御提案しています。ぜひお近くの展示場にてご自身の目と肌でご確認ください。
 ホクシンハウスでは今後も地球にやさしい家づくりを目指して、新しい技術の開発に務めてまいります。どうぞご期待下さい。

出典:東京大学気候システムセンターHP